♪探しあてた校歌のルーツ♪

発端は昨年の東松山学園の学園祭でした。
同学園の第1期生である作曲家が、校歌斉唱の指揮を取られていました。

 我が伊奈学園も先輩の指揮による校歌斉唱が出来ないものか。また、何の気なしに唄っている校歌 の作詞・作曲者は?
さっそく調べに入りました。
作曲家は直に判りましたが、作詞者は
「伊奈学園第1期生」と書かれているだけで、
具体的なお名前は判りませんでした。
更に調べを進めたところ、
作詞者は第1期生の佐藤仲次さんであることが判明しました。

矍鑠たる態度で明確なお答えが!!

1期 生活科員の新年会の集まりの場をお借りして佐藤さんにインタビュー。
今から16年前、平成2年に彩の国いきがい大学伊奈学園生活科、福祉科、ふるさと伝承科、美術工芸科の4科で開校しました。
1年を過ぎた頃、行事等で歌う校歌がなく、寂しい思いをしていました。
平成3年の春、学園から学生に対し歌詞の募集があり、5名が応募しました。
その中から佐藤仲次さんの歌詞が採用されました。
曲は当時の所長の知り合いの作曲家、藤田久さんが作曲されました。
 完成後は録音されたテープを聞きながら歌の猛練習をしたそうで、校歌が歌えて嬉しく感じたとのことでした。

作詞にあたって腐心した点は
伊奈学園校歌歌詞

作詞に当って、佐藤さんが最も苦心した点をお伺い致しました。

  1. 全体の纏まりをどうしたら良いか。校歌作詞の応募者のなかには、4科の特徴を歌詞にして、1番は生活科、2番は福祉科・・など別々に取り上げて、校歌を4番までとするとの話があったが、私は、全体を3番までとしてまとめました。
    もし、4番までにすると、各々の科が歌うのは決まった歌詞のところになってしまう危険性もあり、好ましくないと思いました。

  2. 文章を「真」「善」「美」の考え方に統一する。
    真、善、美の考えについては、明治大学時代の教授の教えをもとにしました。
    真とは偽らない、善とは争わない、真なるものは美しく、善なるものも美しいとのことから、この言葉で統一しました。

  3. 2番については、善がなく美になっていますが、これは善なるものも美しいとの言葉を引用しました。

  4. 3番は最も重要な学友との「絆」をいつまでも大切に したいとのことで3番に入れました。

 インタビュー後、佐藤大先輩は我々後輩が「校歌」に関心を持ち、尋ねてくれたことに、お喜びのご様子でした。
また、校歌には作詞者として佐藤さんのお名前が記入され、評価されることを強く望まれていました。
今後は校歌に「第1期生 佐藤仲次 作詞」と記入したいと思いました。

 取材 ・ 松村嘉亮

(contents)